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BOOOK紹介 六の宮の姫君

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六の宮の姫君

六の宮の姫君

六の宮の姫君




 六の宮の姫君 


「あれは玉突きだね。…いや、というよりはキャッチボールだ」―王朝物の短編「六の宮の姫君」に寄せられた言辞を巡って、「私」の探偵が始まった…。

大正の文豪、芥川龍之介の往生伝をめぐるエピソードを、主人公の"私"が『今昔物語集』を素材とした王朝物の作品から読み解いていきます。

『今昔物語集』が成立したとされる平安末期は、従来の貴族王朝が崩壊、東国の武士政権へと移行する等、日本の歴史上稀な大転換を迎えた時期に当たります。 文学面でも従来の貴族中心の文化から大衆文学への広がりを意味する『今昔物語集』の内容は、千を超える仏教説話を中心とした説話集です。

芥川龍之介の『羅生門』『鼻』『藪の中』等の代表作や、武者小路実篤をはじめとして、多くの名作の題材となってきた『今昔物語集』等の往生伝・仏教説話。 江戸幕府が崩壊しあらゆる面で混乱をきたす中、新たな時代を模索し文学を生み出した彼らにとって、単なる題材にとどまらない意味を持っていたのでしょう。

この本は小説という形を採っていますが、元々は筆者が大学の卒論として研究を進めた題材でもあるといいます。仏教的な視点からではありませんが、芥川龍之 介を中心に織りなす交友関係を、様々な文献・評論から浮き彫りにしながら、遠く鎌倉期の仏教をめぐる人々の生き様に、時代を超えて自らの作品を織りなした 文豪達の生き様を、ミステリータッチで描いてあります。


『六の宮の姫君』
【著者】北村薫【発行】創元推理文庫【定価】504円
 

BOOOK紹介 浄土

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浄土

浄土

「浄土」はどこに




 浄土 


芥川賞受賞作家 町田康の最新短編集。タイトルだけを見て読みはじめました。

浄土のお話も、仏教のことばも出てきません。

プライドを捨てきれないまま評判の占い師をたよる男。理不尽な怪獣に戸惑いながらも、やがてはとつきあっていく人々。

そんな人々の登場する作品を集めた本がなぜ、『浄土』なのか。

目の前の状況は、自分とどう関わり、どうつながっているのか。考えることなく巻き込まれ、淡々と過ごしてゆく人々の悲喜劇。

「浄土」により自らを省みることない、現代の命の有り様が描きだされているのでしょうか。


『浄土』
【著者】町田康【発行】講談社【定価】1600円(税別)
 

BOOOK紹介 月の裏側

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月の裏側

月の裏側

記憶、意識の不確かさ




 月の裏側 


九州のとある水郷都市で、三件の老女連続失踪事件が起きた。しかし、三人とも数日後にひょこりと戻ってくる。失踪している間の、記憶を失ったまま。

事件に興味をもった主人公達は、やがて「人間もどき」の存在に気づいていく。

町に流れる堀川の水に起因する何ものかに「盗まれた」人々は、「人間もどき」になって戻ってくる。その間の記憶がなくなるだけで、それ以前の記憶も、その後の記憶も確かなまま、外見上も何一つ変化がない。

ただ、火葬した時、骨がタールのようにどろどろになることを除いて。そして、一度「盗まれた」者は、二度と取り込まれることはない。

一人、また一人と町の人々が居なくなり、数日後には戻ってくる。そしてある朝、主人公達4人を除く全員が町から消えた。はたして次は誰の番か?

しばらくして「盗まれた」町中の人々が戻ってくる。一人、長靴を履かされた主人公を除いて。

「人間もどき」になるということは、どんな気分でどんな意味を持つのか。たった独り取り残され、自分が「盗まれた」のかどうかさえもはっきりしない。

記憶、意識が「確か」なこと、事象を人間の考えだけで確かにすることは、よりよく生きることに、絶対に必要な条件なのか?考えさせられる小説だった。


『月の裏側』
【著者】恩田 陸【発行】幻冬舎【定価】¥680(税込)
   

鎌倉時代の勉強をしよう

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鎌倉時代の…

鎌倉時代の勉強をしよう

昔の偉人が歩いた道を辿る



alt時は鎌倉時代。社会の混乱がまだまださめやらぬ頃。 信仰上の疑問を解決するため、自らの生命の危険を省みることなく、関東から京都へ旅立たれた人々がいました。 それは、関東各地で親鸞に直接教えを受けた門弟たちでありました。 鎌倉を経て京都へ至る道中。『歎異抄』には詳しく書かれていませんが、どれほどの苦労があったことでしょう。 そして現在、関東地方にはその名もズバリ、「鎌倉街道」とよばれる道が残っています。 その「鎌倉街道」の原風景の写真が紹介されているのが、このホームページです。 山や野を切り開いたままの道を見ていると、真実の教えを求めた門弟たちの、息づかいが伝わってくるようです。 そのほか、鎌倉時代の武士や、庶民の様子も詳しく紹介されています。

» » 「鎌倉時代の勉強をしよう」
 

歎異抄の世界

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歎異抄の世界

歎異抄の世界

行間に溢れる味わいに触れる



歎異抄の世界大量印刷の技術がない頃、書籍を手にいれるには、原本をもらうか、「写本」という方法しかありませんでした。 それゆえ「写本」を許されるということは、単に「本を写す」ということを許される、ということではありません。 記されていることをより深く「味わい」、その「味わい」を世間に説き弘めることを許されるということです。 このページでは、現在、真宗大谷派が所蔵している、『歎異抄』の「写本」のうち、室町期のもの二冊と 江戸初期のもの一冊が、全ページ、画像で紹介されています。行間からは、筆写者の真実の教えに出遇えた「よろこび」が伝わってくるようです。 そのほか、『歎異抄』全文の朗読を聞いたり、江戸期の印刷本を見ることもできます。

» » 「歎異抄の世界」-大谷大学図書館のホームページ-
   

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